モノプラル
モノプラルとの出会い

フランス風漆喰壁「モノプラルKS」と出会ったきっかけは、コロナ屋根材と一緒で、平成12年の12月に東京の夢職人を訪問したことでした。夢職人の熊澤さんいわく「この材料は施工が難しいよ、でもとても魅力のある商品なんだ」 なんでも工務店仲間でジャパンホームショーに出展したときに、見つけたとのことでした。
翌年の7月にコロナ屋根材の倉庫を建て、さあサイディングでも貼ろうかと思った時に、モノプラルを思い出したのです。
平成13年7月親しい設計士さんと私の店のHP担当者で、東京へ行きました。夜中の12時に島根を出発、東村山に着いたのが翌朝の11時頃、そう車で行ったのです。設計士さん、「健ちゃんこの材料は売れるよ」 とモノプラルのテクスチャーにすっかり惚れ込んでおられました。
代理店のゲーテハウスの野崎さんとも会い、早速、翌月に島根でセミナーと施工講習会を開催することになりました。(いつものパターンで思い込んだら早いのです)
元々、セメントなどの左官材料を取り扱っていたので、取組みは早かったです。
試験台となったのは、言うまでもなく当社倉庫、地元左官さんに集まってもらい、講習を兼ねながら仕上てもらったのです。
初めての材料、それもフランスの塗り壁、左官さんたちも面白かったようです。
その後、夢職人に一緒に行った、出雲市の伊東工務店さんの事務所兼モデルハウスの外壁にモノプラルを初めて採用して頂きました。
なお、屋根はコロナ、内装の壁は和紙塗り壁レーベン他自然素材で仕上た、ソーラーサーキットの家です。
ところで、私がモノプラルに惚れた理由です。
①テクスチャーが素晴らしい! 石材を叩いたような表情です。
②無機質なのでほこりが付着しにくいので、壁が汚れにくい!
③耐久性、防水性抜群、色落ちの心配が無いので塗り替え不要!
④長い年月、外気中の炭酸ガスを吸い続け、石に近いまで硬化していく!
(経年劣化せず、反対に性能が良くなる)
⑤多彩なカラーと変化に富んだ仕上げ!
反面、このモノプラルはやっかいな性格を持っています。
①水の容量、天気によって色が微妙に変わる。 つまり、面ごとの一気な施工が必要です。
②モノプラル自体はひび割れしないが、下地のモルタルに拘束されるので、 マニュアル通りに施工しないとクラックの心配がある。
③冬の施工は要注意! 白華現象(エフロ)が起きます。
④施工後の補修が難しい クラック等の補修は可能、でも色会わせが困難です。
⑤誰でも施工できないのが難点 経験豊富な左官さんに施工してもらった方が安心です。
さて、このモノプラルを施工するのにとても最適なものがありました。
それは、早くて確実な施工ができる吹き付けポンプでした。
平成14年5月の連休明け、モノプラルのポンプによる吹き付け施工を見学するために茨城県へ行きました。一緒に行ったのは、モノプラルに関心のある工務店さん・左官さん・設計士さん総勢5名です。
羽田空港にゲーテハウスの野崎部長が向えに来られ、その後、夢職人へ行き夜は盛大に懇親会、翌朝から茨城へ向いました。そこで出会ったのがモノプラルの達人、
レイ・ウォール中園の中園さんでした。
中園さんは、豪快でとても愉快な、それでいてプロ根性丸出しの人でした。何しろ、200㎡以上ある外壁を一日で仕上げるのです。ポンプの威力に皆びっくりしましたね。
簡単に説明すると、ミキサーで練ったモノプラルをホッパーに入れて、それをポンプが吸い上げてホースに送り込み、先端のノズルから壁面に吹き付けるのです。
ところで、帰りの車の中で、大島建材店が100万もするポンプを買い、リースすることになりましたが、人のいい私はいやと言えませんでした。(笑)
そのポンプの使い初めは数ヵ月後、出雲市の新築現場でした。
平成14年8月の盆明けに、出雲市の新築住宅で初めてポンプを使いモノプラルを施工しました。指導に来られたのは、レイ・ウォール中園の中園さん、ゲーテハウスの野崎さん、ポンプメーカー友定の後藤さん、そして10数人の左官さんが参加しました。
中園さんから、ポンプの使い方、吹きつけの仕方、そしてかき落としのポイント、仕上げの水洗い等、施工の基本を習いました。やはり、実際に施工している人に教えてもらうのが一番ですね。
その日はポンプも絶好調、工事も無事終了、問題はその後です。我々だけで施工したときに、ポンプに関する様々なトラブルに遭遇したのです。
しかしトラブルを克服する毎に成長するものですね。工務店さん左官さんに怒られ、叱られ、少しは私も強くなったみたいです。中園さん野崎さんのアドバイスも心強かったですね。
モノプラルの特長のひとつに、厚く塗って削れる、つまり彫刻ができる利点があります。
平成14年12月に当社の社員である林君の住宅にモノプラルを採用したのですが、モノプラルの達人であるレイ・ウォール中園の中園さんに再び指導に来てもらいました。
まるで南フランスにあるような、とても素敵なお家になりました。
屋根はコロナ、内装はレーベン他自然素材で仕上げたソーラーサーキットの家です。
ついでに、玄関の中とトイレの中もモノプラルで仕上ましたが、中園さんの技に見学者が驚きました。
中園さんは、デザインを頭の中で描くことができる人です。つまり現場を見て、その場でデザインを決めてしまうのです。そのためには、普段から茶碗などの絵柄を良くみておられるみたいですね。
モノプラルはヨーロッパ№1のウェバーブローチン社のモノクーシュと総称される100%天然の左官材料です。MONOは「ひとつの」 CHOUCHEは「材料」の意味を持ち、単材で接着・防水・装飾・下地調整の機能を持った材料のことを指します。
最近の家はサイディングが主流ですが、塗り壁も増えつつあります。モノプラルで世界でたったひとつの外壁も作ることができるのです。
左はモノプラルで表札を作りましたが、とても好評でした。
木製玄関ドアは夢職人がよく使うチークです。
私はモノプラルと出会ったことをとても感謝するとともに、もっと多くの人にこの素晴らしい建材を伝えていきたいと思っています。






